注文住宅の依頼先として代表的な業者は、ハウスメーカーと工務店になります。ハウスメーカーや建築家に注文住宅の依頼をすることと比較して、工務店に依頼するときのほうが難しいと考えられています。ハウスメーカーには大手企業が多いために、客観的な判断材料が多く、信頼性の面でも確認しやすい業者が多いですが、工務店のほうが規模が小さい業者が多いために基準や情報が少ないために判断が難しいと言えます。それぞれの工務店によって、経営の意識や業態が異なってきますので、目安の基準として考えられるものはプランニングと費用の面だと言えます。
注文住宅ではプランが大切になってきますので、ハウスメーカーでは依頼できない個性的な物件にしたいときには、工務店に依頼することになります。工務店は自社の内部で監理を行っていることが考えられるために、工事内容がわかりにくい特徴があります。見積もりが安く仕上げられていて、工事段階の状況がわからない業者の場合には信頼性を欠く場合もあります。注文住宅の依頼先として工務店を選ぶときには、金額の安さに加えて、担当者との相性や信頼性、技術力などを確認しておくことが重要です。
ハウスメーカーに依頼するときと共通するものがありますが、業者によってどのような工法が得意なのか情報を集めておくようにしましょう。信頼性の高い業者を選ぶときの目安としては、完成保証の制度に加入している業者を選ぶことが挙げられます。完成保証は経営水準が十分な工務店のみが受けている制度ということで、安心して依頼できる業者である証明と考えられます。